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バリ島癒され旅 vol.9 -Nyepi(ニュピ)のこと③-

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前々回、前回に引き続きNyepi(ニュピ)に関して。今回は、前夜祭オゴオゴのお話です。

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Bhuta Yajna/オゴオゴとは?

ニュピ前日は、来襲した悪霊を追い祓う日。

村の集会所や辻には沢山のお供え物や生贄が捧げられ、僧侶によるお祓いの儀式が行われます。

夕方になると各家庭で松明を手に、鍋底などをガンガン打ち鳴らしながら、敷地内の悪霊を追い祓います。

夜には、追い祓われた悪霊が憑依した巨大なハリボテ神輿「オゴオゴ」を男性陣が担いで伝統楽器ガムランと共に練り歩きます。悪霊は騒音が嫌いなので、人間は可能な限りけたたましい音を出します。

オゴオゴパレード

オゴオゴの引き回しは夜7時頃から始まります。バンジャールごとにガムランが先導しオゴオゴが登場。

交差点や三叉路ではオゴオゴが激しく旋回!大音量のガムランと共にエキサイティングな光景に圧倒されます。

前日の過ごし方

私はニュピ前日にスミニャックからウブドに移動。オゴオゴがはじまる夕方には、バリ島中が交通規制がかかり、移動できなくなると聞いていたので、正午にスミニャックのヴィラをチェックアウト。各自治体で行われる宗教行事に参加する為、バリの人はニュピ前日からお休みに入るらしいので、1か月前には日本からトランスファーを手配し、スミニャックからウブドに移動。
ウブド手前までは順調に行けたのですが、ウブドに入る直前にオゴオゴを移動させる自治体に遭遇し、車がストップ、大渋滞で10分ほどでいける距離が1時間もかかってしまいました。

ウブドに着いてからランチをしようと思ってましたが、前日はその日一日休業するお店やレストランも多く、ホームページなどにも情報がないので行ってみたら休みというところに3軒あたり、4軒目でようやく営業しているレストランに出会えました。観光地のウブドですらこの状況なので他のエリアでは尚更営業しているレストランを探すのが難しいかもしれません。前日から渋滞回避と食事の場所の確保が必要!

夕方5時ごろ、可愛い民族衣装を身にまとった女の子や男の子が集まりはじめました。

民族衣装を着たご婦人たちも忙しそうにオゴオゴの準備をはじめていました。

私はホテル近くの集会所前で行われていたオゴオゴを見学。夕方から封鎖された道路には、観光客と地元の人でごった返し。物凄い熱気の中行われたオゴオゴは、これまでバリで見学したガムランやケチャの何倍もパワーを発していました。
オゴオゴパレードは深夜0時まで続いていたようで、ベッドの中で遠くで鳴り響くガムランを聞きながら眠りにつきました。

次回はニュピ当日の話。

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