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ー 旅と手仕事 ー

モロッコ・マラケシュ買付の旅 vol,3-リヤドに泊まる前編-

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前回の宝箱のようなピンクシティマラケシュのお話から、今回は私のことを魅了しまくってくれる宿のお話です。今回はモロッコの宿選びから、旅の心得、そしてひとり旅(一人旅)で心配な治安のお話です。

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魅力的なRiadに出会う

はじめてモロッコを訪れてからずっとRiad(リアド/リヤド)というモロッコの伝統的な邸宅を改装した宿に泊まっています。

いろいろなタイプのリヤドがあって、4部屋しかないところもあれば20部屋ほどある大型も。内装もオーナーのセンスが活かされていて実に個性豊か。オーナーはヨーロッパから移住している人が多く、彼らの中には元々ファッション系、インテリア系の仕事をしていた人もいてとっても素敵なインテリアの内装を作っています。

マラケシュだけでも1000軒を超えるリヤドがあるそうで超高級から安価な安宿タイプまで色々あるので、自分の好みの場所を探す楽しみもあります。
私は仕事柄自分の好みのインテリアの宿を求めて、これまで6か所ほど滞在しました。最近はようやくお気入りができて、定宿とよべるような場所に。

はじめてのモロッコ訪問

一番最初のモロッコ訪問した当時はモロッコの情報も少なくて、Booking.comで検索して写真をチェックして口コミを読みまくって吟味に吟味を重ねて、「コレだ!」と野生の感で選んだリヤドにステイしていました。

アフリカ大陸自体が初で、しかもアラビア圏も初で色々とわからないことも多くて、周りでも行ったことがある人もおらずで、不安なことも多く手探り状態でした。不安な初モロッコ女一人旅で本当なら安全安心な世界チェーンのホテルにすべきところを、インテリアに対する関心を抑えきれず初回からリヤド泊というハードル高いところに挑戦してしまうあたりが、不安よりも好奇心が勝ってしまう私を表しているようです。

フランス語または英語は必須!?

そして初めての時は街の様子もわからずだったのですが、幸いにもリヤドのスタッフが親切に英語で事前にメールのやり取りをしてくれて、空港へのお迎えから宿へのチェックイン、街歩きのおすすめ、危険な場所、注意すべきことを教えてくれていたので、不安が多い中比較的予習ができてからの訪問でした。

と、最近「モロッコ行きたいんだけど大丈夫?」って色々な人から聞かれるのですが、ポイントとなるのは「様々な思想や文化を前向きに受け入れられるか?」と「語学力」だと思ってます。

リヤドに泊まってみたいのならやっぱり語学が必須のように思います。個人経営ですからアラビア語が母国語でフランスの植民地だったのでフランス語が基本の語学で、英語が話せる人も時々いるといった感じです。

私はアラビア語はさっぱり、フランス語は挨拶と数字程度しかわからないのですが、辛うじて英語が話せるのでなんとかなっていますが、日本語だけでリアド予約から滞在は無理だと思います。そんな方は個人手配ではなく旅行エージェントが手数料を払えば予約まではアシストしてくれますが、実際リアドではコミニュケーションが難しいかもしれません。

不自由を楽しめる余裕

発展途上国なので、日本に比べると不便なことも多い国です。
通信事情も良くありませんし、砂漠の国なので水は貴重でお湯が使えることも貴重なことだったりするので、当たり前のことが当たり前じゃないということを前向きに受け入れる余裕が必要です。

特にリヤドステイだとホテルのようなサービスもないですし、なんでも親切に書いてあったり教えてくれる日本のサービスとは違い、こちらから聞いたり頼まないと動いてもらえない場合もあります。なのでやっぱりコミニュケーションは非常に重要ですね。

私も最初は色々トラブルもありましたが、回を重ねる毎に慣れましたし、毎回何が起きるのか?と楽しめる余裕も出来てきました。最初から変わらないのはこの国に訪問させてもらっている旅行者であり、この国の持っている文化と習慣に習おうという気持ちです。

ともあれ、そんな不便なコトを忘れさせるほどに感動を与えてくれるのがモロッコの魅力なのです。

モロッコって危ないの?!の質問について

「モロッコって危なくないの?」と聞いてくる人がいます。モロッコが危ないかどうかもその人次第だと思います。ハワイに来る気分で訪れる人にとってはとっても危ないです。途上国やヨーロッパを旅慣れている人にとってはある程度のことは予測できるのでそれほど危ない目にはあわないのではないでしょうか?私は一人旅の時は危険なエリアには絶対立ち入らない、午後8時以降は出歩かない、ということを徹底しています。

自分で出来るセキュリティを行いつつ、万が一の時に備えておくことと、心の余裕のように思います。繰り返しになりますが、それ以上の感動がもらえる場所なのです。

リヤドの魅力について書くはずが、モロッコ訪問の心得のような内容になってしまいました!
次回はリアドの魅力を語りたいと思います。

モロッコについては書きたい事がたくさんなので、長編になる予感、、、長らくお付き合いください。

vol,3につづく

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