モロッコ・マラケシュ買付の旅 vol,8 -バブーシュをオーダー-
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私が愛して止まないマラケシュの魅力について書いてきましたが、「早川さんってなんでいつも海外行ってるんですか?」と最近よく聞かれますのでお仕事の話を今回は書いてみたいと思います。
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世界を旅する仕事とは?
私のメインの仕事は、バイヤーです。4年前に独立して現在はフリーランスで企業さんと契約して国内、海外の製品の買付を行っています。
インテリア、ファッション、ライフスタイルのセレクトショップの買付をやることが多いですが、ショップの立ち上げ、ブランドの立ち上げのブランディングやディレクションから入ることも多いです。
会社員時代に一人で海外で買付を行っていたことから、海外の買付の依頼も多いのですが、そのつながりで海外の旅のコラムや記事を依頼されることもあります。
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なので、1年で10回以上、20都市ほど出張します。仕事がある都市は、ヨーロッパ(フランス、イギリス、ドイツ、スペイン、デンマーク、フィンランド、スウェーデン)、東南アジア(タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン、台湾)、インド、モロッコが主です。このあたりは毎年行っているので、おすすめのショップ、レストラン、ホテルなどの情報も多いので記事を依頼されることが多いのです。
あとは、旅のおすすめ、旅グッズや空港のことアクセス方法など、旅の裏技的なこともよく取材に応えたりします。
マラケシュのスークは宝箱
というわけで、昨年10月のマラケシュでは買付をしてきました。最近マラケシュは年2回から3回ほど通っているので、馴染みの工房やショップもできて買付も比較的スムーズ。
今回の買付では、カゴ、バブーシュ、ラグを買付してきました。
マラケシュのスークは歩いて歩いてぐるぐるまわってピンと来たお店に入ったりして商品を探すのですが、本当にその時の運と勘だけで動くこともあります。
通常他の都市だと予定を組んでアポイントを入れて動くのですが、マラケシュの場合は、全く予定通りに行かないことが多いのです。同じものが昨日は100DHだったのが今日は500DHになったり、出来るといったことがやっぱり出来なかったり、振り回され戸惑うこともありますが、このやり方にも慣れてきました。
メディナの中は常に騒がしく、モワっとするほどの気温の中、人が入り乱れ、客引きに声を掛けられ煩わしさを感じることも多いのですが、そのストレスを超えて宝探しのような気分で雑貨を探すことができる、バイヤーにとっては魅力的な街なのです。
オリジナルバブーシュをオーダー
今回のマラケシュでは、毎回訪問して顔見知りになったバブーシュ工房の職人さんに、SØMMEという私がやっているブランド用に特別なバブーシュを作ってもらいました。
SØMME ONLINE SHOP
元々あった先のとがった形のバブーシュの形を基に、数百あるスウェードの革のスワッチをみせてもらい、カラーを選びバブーシュを作ってもらいました。個人的には手前の3色イエローとグレーとネイビーがお気入り。
ボディのカラーに合わせて付属のタッセルを配色で選びました。さりげなくもアクセントになるような配色で揺れると可愛いように選んでいます。
tassel suede babouche各色¥4,400-
このような感じでマラケシュでは買付を行っています。いろいろな手仕事の雑貨を買付をしてる中で、私が気に入って実際に使っているものや、職人と意気投合して特別に作ってもらったアイテムの一部をOnline Shopで順次販売予定です。日本にまだ入ってきていないブランドや特別なアイテムも販売予定です。
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