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ー 旅と手仕事 ー

バリ島癒され旅 vol.10 -Nyepi(ニュピ)のこと④-

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今回はいよいよNyepi(ニュピ)当日のお話。「静寂の日/サイレント・デイ」をどう過ごしたか?をレポートします。

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Nyepi(ニュピ)の朝

前夜の賑やかなオゴオゴの音が耳に残る中、迎えたニュピ当日の朝。いつも聞こえるバイクや車のクラクションも聞こえない静かな朝です。

ニュピ当日は、バリ人のホテルスタッフが少ない為、簡単な朝食をホテルのレストランで取り、日中は、ずっと部屋のベランダで読書&お昼寝をして過ごしました。

静かな時を過ごす

ホテルの部屋には大きなバルコニーがあり、そこには大きなソファーが置かれていたので、そこで静かに本を読んで過ごす、私のニュピ当日の過ごし方計画。この「静寂の日」をめいっぱい何もせず静かに過ごそうと思ったのですが、残念なことに私の部屋の前にはプールがあり、大はしゃぎで遊ぶ日本人親子。この特別な日に日本語を聞くことになろうとは・・・・残念。

ニュピの夜

この日は夕食を部屋の中でフルーツを食べて済ませ、静寂の日の夜を迎えました。18時になるとホテルのスタッフが部屋に来て、カーテンをしっかり閉めるように言われます。私はこの行事に習おうと、日中から電気を一切使わず過ごしていたので、カーテンを閉める必要はなかったのですが、スタッフの方に従ってカーテンを閉め、日が沈んでからはベランダで星を眺めました。

ニュピ当日は静かなのはもちろんなのですが、車やバイク、電気が使われない為、空気もとっても澄んでいるので、いつもよりも何倍も星空が綺麗!空が近く、「星が降る」とよく言いますが本当にキラキラ輝いていました。写真を撮りたかったのですが、良い写真が撮れず、、、

こうしていつもより早めに就寝し、ニュピは終わっていきました。

ニュピ当日の食事

ニュピ当日は外出が出来ないのは勿論、ホテルの営業も限定的になると日本からホテルにメールで問い合わせて聞いていました。ホテル内のレストランも営業していましたが(時短営業)、個人的にバリの人を働かせてしまうことに躊躇いがあったので、前日にスーパーで食材を買っておきました。

朝はホテルのレストランで軽く済ませ、昼夜は、火(電気)を使わず食べられるフルーツと飲み物を買いこみ、それを部屋の中で食べました。

ニュピの感想

どんな体験ができるのか!と楽しみにしていたニュピ。実際体験してみるとそれはそれは本当に特別な体験で、これは体験した人間でないとなかなか言葉にしては伝わらないものです。

せっかく観光でバリに訪れた人からすると、交通規制、渋滞、レストランやショップが営業していない、外出禁止、電気他使用禁止などなど、ネガティブなことが多いように感じますが、私にとってはそれがあるからこそ体験できたものなので、未来永劫この行事が続いてほしいと心から思いました。

便利で何でもあって何でもできる現代でありながら、出来ない事してはいけない事があることは非常に貴重で特別なことだと思いました。ニュピの日の出から翌日の日の出までの24時間、instagram、Facebook、TwitterなどのSNSに使用規制が掛かっていたのも印象的でした。

またいつかニュピを体験しにバリに行きたいと思います。

おわり

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