2018秋フランス旅・ブルゴーニュ編vol.7-ぶどうの収穫体験‐
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0℃の雪降りのパリから20℃のマラケシュに移動してきました。こちらは朝晩は5℃以下なんですが、日中陽が出ると午後は20℃くらいまで気温があがります。気温差で喉の調子が怪しいなと思っていたら乾燥と疲労で案の定、風邪をひいてしまいました。熱はなく喉の痛みと鼻水だけなのでなんとか日本から持ってきた薬で抑え、毎日買付と商談に奔走しています。風邪だというのに、楽しいアイテムたちを目の前にすると色々吹っ飛んで俄然元気になるのは本当に不思議です。そして、夜にはどっと疲れと風邪の症状が出て苦しい、、、そんな日々の繰り返しですが、去年の秋のブルゴーニュの記事が途中ですので、こちらから更新します。
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運良くぶどうの収穫期
私達が訪れた9月初旬のブルゴーニュ。ディジョンでの取材を終え次の目的地Beaune(ボーヌ)に向かう途中、国道D974沿いのブドウ畑では何やら人々がバケツを持って収穫を行っています。車を降りて収穫の見学をしていると、男性が「君たちも収穫やってみない?」と誘ってくれました。
実は私達、ブルゴーニュはファブリス・ジロットの取材と美食、ワインについて少し触れられたら、くらいに思って現地入りしたのですが、幸運にも葡萄の収穫期にぴったりに訪れることができたのです!
年によって変わる葡萄の収穫期
葡萄の収穫は、毎年秋口でその年の気候や実のなり具合で時期が変動するので、旅程にぴったり合わせることがかなり困難らしいのですが、かなりラッキーだったようです。また、畑によっても収穫期が違う為、お目当てのドメーヌ(生産者)の畑が訪問時期に収穫を行うかどうかは行ってみないとわからない。
映画「ブルゴーニュで会いましょう」のように、収穫の日はその朝に決定したり、中止したりするというのです。また、今回訪れて知ったは、畑で収穫を手伝うのはほとんどが、収穫体験を申し込んだボランティアの人たちなんだとか。お金ではない1年で1度しかない体験を行える希少な機会ということでしょうか。
収穫した葡萄からワインができるまで
今回訪問した1軒のドメーヌで、収穫した葡萄からワインが作られる行程をみせていただきました。畑で手摘みされた葡萄は上のベルトコンベアーに乗せられて、葉っぱやゴミ、腐った実が取り除かれます。これは全て人間の目と手で選別されるそうです。実と枝だけになった葡萄から更に枝を取り除き、実だけの状態にして、果汁の搾取作業に入ります。
ロマネコンティの畑見学
せっかくブルゴーニュのワインの収穫期に訪問できたので、最高峰と言われるロマネコンティの畑を見学に、ロマネ村(Vosne-Romanee)まで足を延ばしました。
静かな村のはずの、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ(Domeaine Romanee Conti)の会社の場所には、大型と観光バスと中国人ツーリストが沢山。ロマネコンティの畑は公にはされていないそうで、現在は、ワイナリー巡りでロマネの畑をリクエストしても訪問できないようになっているそうです。理由は、畑に観光客など不特定の人間が入ることで、畑の土壌が荒らされるので禁止されているようです。
また、現在はロマネの関係者のみにしか畑の場所を公表していないようで、今回もアテンドさんが「おそらくここだと思う」という場所を見せていただきました。
他の畑と針金1本で区画を区切られていて、日照条件や土壌は隣との差はほとんど無いような気がしますが、アテンドさん曰く、1つ1つの葡萄の管理が全く違うのだそうです。
ロマネ村の周辺は、葡萄畑に囲まれたこんな雰囲気たっぷりなシャトーがあって素敵な場所でした。
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