2018秋スペインの旅・バスク編 vol.1-バスクに行くなら知っておきたいこと-
4月に入り、GW前とあってか過去の旅記事のアクセスが軒並みUPしていて、皆さん今年は10連休あって海外に行かれる方が多いんですね~特に人気なのは、リスボンの記事!10連休あればヨーロッパ周遊するという方も多そうですね。最近「バスクに行ってみたい」という方が私の周りに多くいて、質問されることも多いので、一人旅にもおすすめ、大好きな土地スペインのバスク地方について書き始めたいと思います。
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バスクってどこ?
旅好きな方ならご存知の方も多いとは思いますが、改めて場所のご説明を。スペインの北東部からフランス南西部の国境エリアをバスク地方と呼びます。スペイン側バスク、フランス側バスクという言い方をすることも多いですが、この小さなエリアは元々バスク語、バスク人という、スペインともフランスとも異なる独自の文化があり、豊かな自然環境と共に近年世界的にも注目され、日本でもメディアに取り上げられることが多くなった「バスク料理」があります。
バスクへどう行く?
バスクに行きはじめたのは、マラケシュ(モロッコ)から欧州への直行便がうまく取れなかった時、スペイン経由にしてみてたら?と思いつき、旅程をスペイン経由に組み直して、バルセロナやマドリードは行ったことがあったので、バスクにしてみよう!とビルバオをトランジット先に選んだのが最初でした。それ以降パリからビルバオ、ロンドンからサン・セバスティアン、ニースからビルバオ、などなど色々なルートでバスクに通っています。だいたいどこかの都市で仕事をして2泊くらいをバスクにして、バルで美味しいものを食べて、美味しいあれやこれやを買いこんで、パリまたはロンドンに戻って東京に帰国というのがパターン。
バスクに行くとなったら、まずはルート決め。入る方法と動き方を考えてスケジュールを組みます。私は実はこの作業がとっても好き。色々飛行機を調べて一番良いルートを探ってスケジュールを組むのです。
空路でバスクに入る(スペイン側)
バスク地方にはスペイン側バスクには、Bilbao(ビルバオ)空港、San sebastian(サン・セバスティアン)空港。フランス側にはBirritz(ビアリッツ)空港の3つの空港があります。この3つの中で一番大きく本数も多いのがビルバオ空港。バルセロナやマドリードから1日何本も飛んでおり、またパリやロンドンといった欧州の主要都市からも直行便があるので使い勝手は3つの中では一番良いです。
日本からは、IBERIA航空が成田ーマドリード便が就航したので、マドリード経由でビルバオまたはサン・セバスティアンが可能です。前述の通りビルバオの方が本数が多い為アレンジはしやすいです。
空路でバスクに入る(フランス側)
パリからバスクに入る場合は、エアーフランスでCDGまたはORLYからBirritz空港への直行便があります。HOP!というフランスのLCCの場合ORLYからBirraitz空港への直行便があり、どちらも1日何便かありフランス側バスクでの滞在でしたらビアリッツ空港が便利です。
日本からですと、各都市から出ているANA、JAL、AFの直行便でパリまで、パリからビアリッツというルートになります。AF(エアフランス)でビアリッツまで予約して発券した方が荷物がスルーになるので、楽だと思います。
空路でバスクに入る(番外編)
私が時々使う、マラケシュからバスク。あまりこのルートになる人はいないとは思いますが、念のため。マラケシュからバスク各空港への直行便はないので、IBERIA(イベリア)航空か、スペインのLCC航空会社VUELING(ブエリング)でバルセロナまたはマドリードトランジットでビルバオを目指すルートが最短。スペイン国内からだと前述のLCCでビルバオまで1日何便も出ているので、トランジット時間も最短でビルバオに到着することが可能なのです。マラケシュ―マドリードが約2時間のフライト、トランジット1時間、マドリード-ビルバオが約1時間でトータル4時間ほど。
凄く遠いイメージのあるアフリカ大陸ースペイン間なのですが、実はモロッコとスペインの南端はジブラルタル海峡を挟んですぐにあり船で行き来できるほどの距離。アフリカ大陸&バスクという欲張りコースも可能なのです。
陸路でバスクに入るパターン
パリから陸路でバスクを目指すには、モンパルナス駅からTGVを利用。モンパルナス―Hendaye(アンダイエ)というフランス側バスクの国境の駅まで直通TGVがあります。時間では約4時間40分かかるので、飛行機の方が断然早いですが、途中のボルドーに寄ってフランスバスクを巡る旅などの際は電車がおすすめです。私もこのルートを使ったことがありますが、フランスの田舎の風景はとても綺麗で電車ののんびり旅が楽しめます。
スペインから陸路で入る場合は、電車ではなくバス。マドリードからバスで4時間半。
おすすめルート
私のおすすめは、空路でパリまたはロンドン、マドリード、バルセロナからビルバオがオススメ。各欧州都市から直行便がバスク3空港それぞれにあって便利なのですが、バスク旅の最大の難関は、交通の便が良くなくタクシーがほぼほぼ捕まりません。UBERなどもサービス外なのです。ですが、ビルバオ空港は比較的大きいのでタクシーで空港から市内へのアクセスが可能&空港バスの便も多いので、空港から市内のアクセスが容易です。
サンセバ空港もビアリッツ空港も利用したことがありますが、飛行機が着いてタクシー待ちで1時間2時間、空港バスもあるにはありますが1時間に1本ほど。20時以降などに空港に降り立ってしまうと市内までの足を確保するのに苦戦するでしょう。日中空港でタクシー待ちをしていても、本当に次のタクシーが来るのかどうか不安になるほどタクシー自体の台数が少ないのです。
ビルバオ空港から市内は15分ほどと近くタクシー代も1000円行かないくらいなので、大きなスーツケースを持っての移動でしたらビルバオ空港からタクシーがおすすめです。夜間にビルバオ空港を利用したことがないのでタクシーがその時間帯にいるかはわからないのですが、他2空港に比べタクシー率は高めだと思います。
何度行っても苦戦するバスクの交通事情。バスク間の移動もなかなか大変なので、そのお話はまた次回以降に~