モロッコ・マラケシュ買付の旅 vol,4-リヤドに泊まる後編-
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前編につづき今回も愛して止まないリアドのお話です。前回はモロッコ訪問の心得のような内容になってしまい、リヤドの素敵さに触れられず、、、今回はしっかりリヤドステイの魅力についてご紹介します!
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リヤドの特徴
Riad(リヤド/リアド)とは「木の植えられた庭」や「パティオ(中庭)のある邸宅」という意味のアラビア語。その名の通りリヤドには、パティオ(中庭)に木が植えられていて、噴水やプールなどの水場があり、パティオでくつろげるように、ソファーやテーブルなどが置かれリラックススペースとなっています。
中央の木はそのリヤドを象徴するような存在でオレンジの木が多く、四季で花や実を付けてパティオに素敵な彩りや香りを添えてくれます。
リヤドに安全に辿りつくには・・
マラケシュのメディアの中にあるリヤドに辿りつくには、写真のような細い1本路地を歩きます。メディナの中は道が細い為、タクシーが入れないため、空港や駅からタクシーに乗って、住所を渡して宿の前まで送り届けてもらうことができません。これが他の都市とは事情が違う部分ではじめてだとハードルが高く感じられる部分ではないでしょうか?
宿にスムーズに辿り付くには宿に事前にお迎え(トランスファー)をお願いしておくことです。そうすると、空港や駅のArrivalホールでドライバーが名前の書いたプレートを持って待っていてくれてPICKUP。車でそのままメディナの車が入れるポイントで下してくれて、そこで宿のスタッフが出迎えてくれて、荷物をリヤカーに乗せ換えて宿まで連れて行ってくれます。手数料はやや高いですが私も必ず毎回空港または駅にドライバーに迎えに来てもらっています。
入口の重い扉を開けるとそこは!?
細い路地には似たような壁と扉がいくつもあり、「あれっここかな?」と思って迷いこむこともしばしば。なぜならリヤドには看板も目印も出ていないことが多いのです。
厚くて重い扉に付けられた金属の呼び鈴を力強く「カンッカンッ」と鳴らすと、ほどなくして中からリヤドのスタッフが迎え入れてくれます。
遠い昔、敵から攻め入られた時に中の様子が分からないように、地味で重い壁と扉で周囲を囲っているのんだそうですが、本当に路地から中に入るまでは心細さでいっぱいになるシチュエーションです。
目を奪われる素敵空間
重い扉の内側は、メディナの喧騒が想像もつかないほど静かで夢のような空間が目の前に広がりテンションがあがります。
イスラム建築のゼリージュと呼ばれるタイル細工や、生き生きと生い茂った美しい植物との調和が見事!その魅惑的な空間に誰もが感動するのです。
パティオの吹き抜けからは明るい日差しと爽やかな風が吹き抜けとっても心地よい空間。外は40度近くある夏場もリヤドの中に入ると涼しいように設計されているのが本当に不思議。先人の知恵ですね。
パティオでいただくミントティー
到着して最初にパティオで振る舞われるミントティー。ここでモロッコ雑貨の可愛い演出にやられます。銀色のティポットを高い位置から注がれるミントティー。小ぶりのミントティーグラスを手に、ソファに腰掛けながらパティオの素敵な空間に包まれる至福の時。
テラスが格段に素敵
パティオを囲むように1階と2階、3階とお部屋があり屋上にはテラスが。このテラスも本当に素敵で、サボテンやお花が植えてあり、ソファやテーブルのリラックススペース。
そしてテラスからは、ピンクのマラケシュの街並みが一望できる絶景が。私はパティオも好きですが、テラスで過ごす方が好きかもしれません。お部屋も素敵ですが、朝はテラス、夜はパティオで過ごすまったりタイムが格別なのです。
テラスで朝食を
そしてなんと言ってもリヤドで過ごす最大の魅力は、テラスやパティオでいただく朝ごはん!シンプルなメニューながら、爽やかな朝の空気を感じながら食べる朝食は格別です。
ああああ、また長くなってしまいました。
次回はおすすめのリヤドをご紹介します!
vol,5へ続く
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