バリ島癒され旅 vol.8 -Nyepi(ニュピ)のこと②-
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前回ご紹介したバリの新年Nyepi(ニュピ)のこと。今回はニュピの前行事、Melasti(ムラスティ)についてレポートします。
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Melasti(ムラスティ)とは?
私はニュピの5日前からスミニャックエリアに滞在していたのですが、この日は、朝7時からビーチウォークを楽しんでいたら偶然にも、ニュピ前の儀式Melasti(ムラスティ)に遭遇しました。
Melasti(ムラスティ)とは、ご神体を海へお浄めに行く日で、バンジャール(村組織)毎に保管してある神聖なものを、正装した信徒たちがお神輿や頭上に乗せて運び、ビーチで浄化の儀式を行うもの。
海に捧げる祈り
ニュピの3日4日前に行われるこの儀式は、ビーチに何組ものバンジャールが集まり、順々にそれぞれのご神体うぃ囲むように儀式を行っていました。大音量の楽器と共に列をなして海に祈りを捧げる姿は、荘厳で圧巻の風景。
上の写真のように、白い民族衣装を着た清廉で凛とした姿の若いお母さんが祈る姿がとっても美しくて、傍らにいる幼い娘も、こういう姿を見て伝統だったり文化だったりを肌で感じて大切にして受け継いでいくのだろうなと思った、とっても美しい光景でした。
受け継がれる伝統
神社、寺院、モスク、教会といった宗教施設でのお祈りは各国で見られますが、ビーチでの宗教儀式を見るのはバリがはじまて。バリ島の人は一日に何度もお祈りをしたり毎朝お供えを供えたりと信仰に熱い人が多いのですが、本格的な宗教儀式を見る事できて、非常に貴重な体験に。また、日本人として、異国の異宗教の行事に無関心なのではなく、大好きなバリ島が伝統的な文化と宗教で形成されていることを知ることができた貴重な機会となりました。
次回は前夜祭オゴオゴについて。