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ー 旅と手仕事 ー

2018秋スペインの旅・バスク編 vol.5-Nurua(ネルア)で星付きの味を堪能する-

前回からお届けしているビルバオのおすすめスポット。今回はグッゲンハイム美術館に併設されている星付きレストラン「Nerua(ネルア)」について。

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星付きレストランで味わうバスク料理

バスク旅で楽しみなのがなんと言ってもバスク料理!バル巡りは絶対に外せない楽しみです。サンセバやビルバオでのバル巡りと並んで有名なのは、バスク地方の小さなエリアの中にミシュランの星を獲得しているレストランをいくつもあります。

スペインの中でも星付きレストランが密集しているバスク地方の中で、私がとってもオススメしているビルバオにも星付きレストランがいくつかあります。その中でビルバオ一の観光名所、グッゲンハイム美術館の併設されているレストラン「Nerua(ネルア)」。こちらもミシュランで1つ星を獲得しているレストラン。グッゲンハイム美術館でアートを満喫した後のランチに利用しました。

スペイン最高のレストラン

こちら「Nerua」は、サン・セバスチャンの3星レストランMartin Berasategui(マルティン・ベラサテギ)プロデュースのお店で、スペイン版ミシュランともいわれている「レプソルガイド」でスペイン国内最優秀レストラン3軒のうちの1軒に選ばれているそうで、お味だけでなく、新しい斬新なバスク料理に期待が高まります。

美しいキッチンから生まれる美食

入口を入ってすぐに広がるオープンキッチン。若いスタッフがきびきびと動きまわる姿がお出迎え。取材で伺ったのでここでオープンキッチンを眺めながら、少しスーシェフにお話を聞きました。厨房には無駄なものはなく、シンプルかつ整然としていて「美味しいものを作る場所」というパフォーマンスを最大限発揮できる場所になっています。

シンプル&モダン

この日私達は、グッゲンハイム美術館に10時にエントリーする予約をして、13時にNeruaのテーブルを予約しました。思いのほかグッゲンハイムが見どころ満載で楽しかったので、3時間で駆け足でまわって、ランチに間に合わせたのでした。

テーブル席は外の眺めを楽しめるように、大きなガラスが配されていて、厨房同様、シンプルでモダンなインテリアは、明るく心地よい雰囲気。サービスの紳士は、厨房のスタッフより少々ミドルな感じでプロフェッショナルなゆったりとした落ち着いたサービス。窓からはグッゲンハイム美術館の敷地の風景超しにビルバオの街並みがのぞめます。

人気店とのことで1か月前に日本からHPで予約したのですが、13時時点ではゲストは私達と地元のセレブっぽいグループのみ。この後徐々に満席になっていくのですが、スペインは夜が遅いので、ランチも遅めなんですね~皆さんだいたい14時くらいがランチのようです。

五感で楽しむコース

コースは昼夜共通で5Products(80€)、9Products(110€)、14Products(145€)の3種。14は食べきれるか自信がなく、5ではさみしいということで、、私達は、9Productsをオーダー。

地元の食材を使って革新的な料理を生み出すというお話をサービスの方から伺って、出て来た1皿目は、5種のトマトの前菜。こちら5つともトマトの種類と調理法が異なっていて、下に敷かれたスープと一緒に口に運ぶと驚きと美味しい刺激が口に広がる一皿。トマトは元々大好きな食材な上に、地元のトマトは味が濃くて本当に美味!甘さ、酸味、うま味と食感が合わさった、シンプルながら考え抜かれた1皿です。

こちら2皿目は、こちらも地元の豆(この時期は豆が旬らしいです)のスープ仕立て。1皿目のトマトのスープと同じポーションかと思いきやまた違うお出汁!豆は普段あまり好んで食べる食材ではないのですが、この1皿は人生最高の豆料理でした!豆の旨味と柔らかな食感と合わさってポーションが最高に美味しい~。9皿通じてこの1皿が一番感激でした。

エビ好きな私の為に選んでくれたシーフードのアペリティフ。野菜と甘いフルーツソース、火を入れすぎず程よくレアに仕上げたエビ。強すぎずあっさりなお味ながら余韻が残る一皿。この後に続くメインの助走のようなプレートです。

またまたスープ仕立ての。。。。と思ってしまった4皿目。こちらはツナ(マグロ)の表面だけに火を通したスープ仕立て。前の2種のポーションとはまた違うお出し。ツナの旨味をぎゅうッと濃縮したような、日本人が大好きなうま味な1皿。4皿目ですが意外と重く感じないのは、お野菜多めであっさりしたお出汁味のコースだから。

5皿目は本当のスープ。季節の野菜のポタージュ(地元で採れたコーン)にココチャ(タラのほほ肉)が添えられた1皿。ココチャは、バスクの海側の街でよく食べられている食材で、トロっとしていてうま味が強いお魚。ポタージュのコクのあるお味とココチャとねっとり感がよく合います。

メインのお魚は、地元ビルバオの沖合で朝獲れた魚(魚の種類を忘れました)をフリットしたもの。濃厚なソースと一緒にいただきます。当然ながら外はカリっと中はふわふわ。大好きな食感です。

メインのお肉料理は子羊をチョイス。出汁仕立てのソースでいただきます。元々ラムは大好きなのですが、こちら、柔らかでジューシーながら味がしっかりしていて、ラムの臭みが苦手な人でも美味しく食べられるだろう一皿です。

大満足のお料理の後は、イチゴのデザート。メイン2皿で少し重くなった口の中を爽やかにしてくれる1皿。甘すぎずすっとトロケル味わいで大人味のデザートです。

最後はプニプニ食感が楽しいベリー味のメレンゲ。

日本人におすすめのバスク料理

以上9皿のコースを堪能。フレンチのコースだとだいたいお肉あたりでお腹がいっぱいになるのですが、9皿でもあまり重くないので最後まで美味しく完食できました~やはりお出汁(ポーション)が効いていてうま味を生かしたあっさりしたお味なのと、お野菜多めでメインが小さめなゆえだと思います。スーシェフは日本料理をとても勉強されていて「お出汁」と「うま味」をバスク料理に落とし込んでいるんだそうで、日本人にも馴染み深く、また既視感のない斬新な手法で見た目、食感、味わいと5感で楽しませてくれるコースでした。

星付きレストランで服装は?

私達も訪問前、一番気にかけてにたのが服装でした。グッゲンハイムの後はビルバオからローカル電車に乗って海側の街を訪ねようとしていたので、靴が心配だったのですが、Neuraのランチは、美術館併設ということで、周りの方もスマートカジュアルくらいの服装で、地元のご婦人はサンダルの方もいたので、フォーマルの必要はありませんでした。カジュアル過ぎるのはNGですが、少し綺麗目であればランチは大丈夫そうです!

星付きというと敷居が高く、お財布も心配になってしまいますが、こちらは美術館併設とあって比較的敷居が低め、且つお値段も優しめなので、バスク旅の中で「せっかくだからバルだけじゃなくて、星付きレストランに行ってみたい」という方にはぴったりです。という敷居の低さとは裏腹に、革新的な旬のバスク料理を堪能できるという点でも非常におすすめです!

場所:Nerua Guggenheim Bilbao(ネルア グッゲンハイム ビルバオ)
営業時間:13時~15時 20時半~22時(月曜定休)
席は予約が必要/クレジットカード可

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